こんにちは!両津です!
今回は、明日行われるG20についてです。
G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が日本時間の13日から2日間にわたってアメリカのワシントンで行われます。
G20の財務相・中央銀行総裁会議には、日本から鈴木財務大臣と今月9日に就任したばかりの日銀の植田総裁が出席し、植田総裁にとっては就任後、初めての国際会議となります。
インフレを抑えるために欧米の中央銀行が金融引き締めを続ける中、世界経済の減速への懸念が強まっていて、先月欧米で広がった金融不安の影響で先行きに対する不透明感が一層高まっています。
会議では、こうした世界経済の現状をテーマに議論するほか、エネルギーや食料の価格高騰への対応などについて意見が交わされる見通しです。
また、インフレや利上げによって深刻化している途上国の債務問題も主なテーマとなる見通しです。
G20の会議は、ウクライナ情勢をめぐるロシアと欧米各国などとの意見の対立で去年4月の会議以降、4回連続で共同声明の採択を見送っていて、各国が協調した姿勢を打ち出せるかが焦点となります。
話し合いで進展が期待されるのが途上国の債務問題で特にスリランカへの対応が焦点になり同国の債務問題の解決策を巡っては、主要な債権国である中国と先進国との意見の隔たりが大きく日本やインドが主導して解決の道筋を示せるか注目されています。
一方、G20の会議に先立って、日本時間の13日未明にも、日本が議長国を務める形でG7=主要7か国の会議が開かれます。
G7では、ロシアへの制裁の効果を検証するとともに経済安全保障分野での連携の強化策についても検討することにしています。
債務問題や銀行不安など、解決が難しいのがあるのでそれをどう対処するかと就任したばかりの植田総裁がどうしていくのか気になります。
担当者 両津