花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

経済の安定はいつになる?

こんばんは。台風一過、という良い天気にはならず、雷やにわか雨など不安定な天気が続いています。多くの地域が被災しており、昨日今日のニュースでも各地の被災状況がたびたび報道されています。

被災された皆様、どうか無事に復興できますように。

 

さて今日は、円安が進み、1ドル146円台まで値下がりし、9か月ぶりの安値となった、ということについて触れてみたいと思います。

円安が進んだ原因は、先月のFRBの会合(0.25%の利上げを決めた)の議事録が公表されたことにあると報道されています。

会合後の記者会見でパウエル議長は、「追加の利上げは今後の経済指標を見て判断する、」と、次回会合でも利上げを継続する、とは明言しませんでした。

しかし、議事録では、参加者の多くがインフレ継続を懸念しており、追加の金融引き締め(利上げ)が必要だ、とみていることが記載されていました。多くの経済指標から、景気が堅調であることが示されているため、ここで引き締め(利上げ)を止めてしまうとインフレが加速するのでは、と警戒していることが見えます。

 

市場はこれに敏感に反応し、アメリカの引き締め(利上げ)が続き、日本はまだ引き締め(利上げ)に方針転換していないことから、日米の金利差がまだ拡大すると考え、円売りドル買いの動きが強まり、円安が進んだのが今日の流れということでした。

会合後の記者会見だけでは見えてこない流れが議事録から見えてきた(予想していた関係者も多いとは思いますが)ということでしょう。

 

このように、金融市場に影響を及ぼす情報はたくさんあります。世界の情勢、情報を収集し、目を光らせていないと、市場の動きにはなかなかついていけないと感じました。とはいえ、AIの進歩などもあって、フェイクニュースもあります。フェイクまでいかなくてもトピックスの一面だけを切り取った報道も見られます。情報過多な社会の中で、何が正しく何が間違っているのか、必要な情報は何か、どう解釈したらいいのか、最終的には自分で判断しなければいけないので、よくよく考えなければならないと思いました。

 

いつも早とちりしてろくなことにならない、チャリ通の爺、でした。