こんにちは!両津です!
今回は、旧ソ連構成国であるアルメニアがICC(国際刑事裁判所)に加盟する事についてです。
今月3日、アルメニアの議会でICCに加盟する為に必要な規定の投票が行われ賛成多数で可決しました。
これによりウクライナ侵攻で逮捕状が出ているプーチン大統領がアルメニアに入国すれば拘束する義務が生じる事になります。
アルメニアはロシアと同盟国ですが最近はロシア離れが進んでいて、理由としてはアゼルバイジャンと係争地の「ナゴルノカラバフ」を巡った争いで敗北した際、ロシアが支援をしなかったからです。
この敗北により係争地を支配する為に、アルメニア系勢力が作った「共和国」を解散されられたり、迫害を恐れて現地のアルメニア系住人の約8割(10万人)がアルメニアに避難するなどの影響が出ています。
ICC加盟に対してロシアは「不適切な決定だ」と批判し、「大統領が何らかの理由でアルメニア訪問を拒否しなければならない事態は望まない」とアルメニア政府に説明を求めていくと強調しました。
アルメニアのICC加盟でロシアの旧ソ連構成国への影響力が低下しているという見方が出ていて、他の同盟国と今後どうなるか気になります。
担当者 両津