こんにちは!両津です!
今回は、UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関のスタッフがイスラム組織ハマスのイスラエル攻撃に関与した疑いが出た事で、各国から資金拠出を停止されている事についてです。
UNRWAはパレスチナ難民を救済する目的で1949年に設置され、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区やヨルダン、レバノン、シリアに住むパレスチナ難民に、医療や教育などの人道支援を提供しつつガザ地区内で約1万3000人を雇用を行うなどの支援をしています。
攻撃が続く中、ガザで人道支援の中心的役割を果たしているUNRWAですがイスラエルからの情報で昨年10月のハマスによる襲撃に職員が関与していると疑いが浮上しました。
情報を出したイスラエルはガザ地区での作戦中に押収されたハマスのコンピューターや文書、拘束した人やテロリストとされる人への尋問から得られた情報で裏付けは取れているとしています。
UNRWAはこれを受けてすぐさま調査を開始し、28日に関与が指摘された12人の内9人は身元を特定後に解雇、残る3人の内1人は死亡、2人について身元特定を急ぐなどの対応を行ったと発表しました。
しかし疑惑によって27日時点で9カ国が資金拠出の停止を表明していて、活動資金の殆どを欧米諸国などからの支援で賄っているので今後の支援活動の継続に影響が出る事態になっています。
UNRWAのラザリーニ事務局長や国連のグテーレス事務総長は、停止した国々に資金拠出の再開を訴えていますが疑惑が疑惑だけに難しくイスラエルのカッツ外相がUNRWAがハマスと繋がっていると指摘、ガザ地区の再建にあたってUNRWAに替わる機関が必要だと主張し、より多くの国にUNRWAへの資金拠出を取りやめるように求めているので厳しいと思われます。
イスラエルが敵対的なのはUNRWAがパレスチナとの紛争を煽るだけで、食糧や教育、医療に使われる金はハマスがイスラエルに敵対する資金になっていると、長年にわたり主張し、疑いの目で見てきたのでここぞとばかりせめています。
ガザ地区の多くの人々はUNRWAに依存しているので、このまま資金拠出が停止したままになれば継続的支援を行えないだけでなく、ハマス殲滅を目指しているイスラエルの苛烈な攻撃で被害が拡大していくので個人的には再開して安定した支援を行える様にしてほしいですが厳しく、このままだとナチスドイツのホロコート再来になると感じました。
担当者 両津