花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

トヨタ、大丈夫、なのか?

こんばんは。もうすぐ1月も終わります。能登半島地震から早くも1か月が過ぎようとしています。今日も被災地の状況が報道されていますが、断水、停電、交通網の寸断と、状況がほとんど改善されていないように見受けられます。

被災された方々、本当に大変だと思いますが、復興を心から願っています。

 

先週木曜に触れたばかりなのと、動きがあまりなかったので、市場の動きはまた次回にします。

 

今日は、トヨタのグループ会社で認証取得不正というニュースに触れようと思います。

先日、ダイハツで同様の不正が発覚しましたが、そんな中での今回のニュース、またトヨタか、といったところでしょうか。というのも、軽自動車を担うダイハツディーゼルエンジン(四駆やトラック)を担う今回の豊田自動織機、いずれもトヨタの子会社だからです。

そして、2年ほど前に同じく子会社である日野自動車で発覚した不正、また、私の車もリコール対象となってしまった部品のメーカーであるデンソー(グループ会社)、ジャンルは違えど、トヨタのブランドを担う一端である企業で次々と発覚した不祥事は、トヨタ自身の信頼にも影響を及ぼしかねないと思われます。

ただ、トヨタ自体も、2009年にアメリカで大規模なリコールがありました(残念ながら死者も出ていて、トヨタは当初、問題ない、と主張していたことで被害が広まったようです)。

国内でも、某ハイブリット車の暴走事故(まあこれは、運転していた某元役人がペダルを踏み間違えたのを、車の不具合、と言って事故に向き合わなかった、しかも元役人だから特別扱いされた、という報道もあったので、切り口は別物かもしれませんが、某車が危ないと言われる一因ではありました)などがあり、何となくトヨタのイメージが良くない印象はあったと思うので、ある意味、やっぱり不正があったのか、というとらえ方をする人もいるかもしれないですね。

 

なぜ不祥事が続くのか、原因はいろいろあるのでしょうが、個人的には、開発スケジュールが大きな影響を及ぼしていると感じています。

日本では、最近はそうでもありませんが、車は4年ごとにモデルチェンジをしていました。欧州車は普通でも7~8年、長いと10年を超えるものもざらにあることを考えると、かなり早いと言えます。そうしないと車が売れなかった、というのが理由のようですが、車を作る労力を考えると相当早いスパンではないかと思います。

そのしわ寄せは、当然、開発陣にのしかかってきます。求められる期間で完成させようと思うと、コンプライアンスもおざなりになってしまうかもしれません。親会社のプレッシャーは相当なものだと思います。ましてトヨタほどの大会社ともなれば…

 

他にも不祥事の原因はあるでしょうが、親会社子会社は、どうしても主従の関係になりやすく、子会社は親会社に反発できないという風潮が、かつては当たり前だったと思います。ですが、今はそれが通らない時代です。

そもそも不正が発覚したのはなぜなのかが報道では明らかになっていないので(抜き打ちで調べたのか、内部告発か、密告があったのか…)何とも言いがたいですが、いいものを作っていれば多少きわどいことをしても仕方ない、では済まない世の中になっていることを、トヨタの上層部はどの程度理解しているのでしょうか?あまりいい加減なことをしていると、結局顧客が逃げてしまうと思ってしまいます。

社長、会長がそれぞれ謝罪しているようですが、さて、トヨタは変わっていくのか、子会社が尻ぬぐいして終わるのか…株価に影響が出なければよいのですが。

 

昔からトヨタよりホンダ派だった、チャリ通の爺でした。