花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

中国は世界情勢のカギを握っているのか?

こんばんは。いよいよ明日から3月、2023年度もあと1か月となりますね。

春が近づいてくる、と思いきや、今日の雨が過ぎるとまた寒くなるそうです。ですが、花粉も増えてきているので、引き続いて体調管理をしていきましょう。

 

今週の市場です。

株価は、史上最高値が3日続けて更新されましたが、昨日今日は少し値下がりしています。利益確定の売りが今週は多かった(7週ぶり)とのことでした。

円相場は、150円半ば前後でフラフラしていたのが、今日、日銀の金融政策を決めるメンバーの一人が、2%の物価上昇実現が見えてきた、と発言したため、金融政策を切り替える(マイナス金利解除)のでは、ととらえられ、やや円高に進みました。ただ、大きくは動いていません。今夜のアメリカの個人消費支出がどうなるかによっては、円高が進むかもしれません。

 

さて今日は、大谷翔平結婚、とか、韓国の合計特殊出生率が過去最低、とか、国立科学博物館の「ヤマイヌの一種」とされた剥製がニホンオオカミであることを中学生が最初に気づいて研究(これは一昨日のニュースでした)、など、気になる話題がありましたが、G20財相・中央銀行総裁会議を取り上げようと思います。

前回、外相会議でもそうでしたが、今回の会議も、ウクライナ侵攻と中東問題はしっかり絡んでいます。

それを踏まえて、コロナ禍から始まった今の世界的なインフレは、ソフトランディング(景気の急激な悪化を伴わずに物価上昇が収まる)の可能性が高まっているという話になったそうです。また、経済格差についても議論されたそうです。

ただ、各国の意見の食い違いはみられており、明日の気候変動問題や格差解消などの議論がどう進むのか、そして議長国のブラジルが共同声明をまとめられるか(どこまで妥協案が出せるのか)、が注目となりそうです。

また、この会議に先立ってG7の会議も開かれ、そちらでは、制裁で凍結されているロシアの資産をウクライナ支援に活用することも検討されたそうです。

今回のG20の会議がどんな結末を迎えるのか、見ていこうと思います。

 

ここで気になるのは、G20に参加している中国の動きです。

中国は、積極的にロシアを支援していないように振舞っています(実際は、前回述べたようにロシア産の原油をさばいていますし、核兵器使用は反対、と言ってはいますがロシアを名指しはしていません)。ですが、もちろん、反米であることは変わりません。そして、アメリカがイスラエルを支持することで、一枚岩ではないことが改めて露呈した欧米をグローバルサウスの各国が見限る日が来た時に、アメリカにとって代わろうと虎視眈々、独自の地位を固めているのかもしれません。

そんなアメリカは、大統領選の結果によっては、世界のバランスを崩す引き金を引くかもしれないと思ってしまいます。トランプ氏が再選し、NATOを抜けるようなことがあれば、ロシアとNATOのバランスが崩れるかもしれません。中国がNATOアメリカとどんな距離を取るのか…中国の動きはこれからも取り上げてみようと思います。

 

台湾問題などもある中で、日本は中国と対等な関係を保てるのか、心配してしまう、チャリ通の爺でした。