こんばんは。チャリ通の爺です。
昨日に引き続きの投稿です。
今日は、昨日申しあげたとおり、G20財相・中央銀行総裁会議の結果を取り上げようと思います。
予想通り共同宣言が採択できませんでした。日本を含む先進国とロシアとの対立が主因、との報道で、残念ながら想定通りでした。
ただ、昨年10月の前回大会では、7大会ぶりに共同宣言が採択されていたので、少なくともウクライナ情勢は変わっていない(中東はまだ紛争が生じていませんでしたが)中で今回、共同宣言が採択できなかったのは、後退した感じがしてしまいます。
代わりに議長総括というものが発表されました。
詳細は調べていただければよいかと思いますが(総括自体は、
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/convention/g20/20240229.pdf
で見ていただけるかと思います)
・世界経済の現状について
ソフトランディングの可能性が高まった(世界的協調が進んだり、AIを含めた技術革新によって生産性が向上すれば、よりその可能性が高まる)⇔(逆に地政学的リスク(戦争・紛争の激化)や保護主義の高まり、格差拡大(による社会の分裂)、気候変動(に伴うコスト増)などによって、その可能性は下がる)
・今後の課題として、
〇格差解消に向けた取り組みを重要な政策課題とする
〇税制改革(公平な累進課税の推進、富裕層への国際課税の検討)
といった感じだと思います。
富裕層への国際課税、は、庶民である私から見ると、グローバリゼーションが進んでいる今の時代、当然だと思ってしまいます。確かに本人の努力で稼いだのでしょうが、その下ではたくさんの人が報われない汗を流していることでしょう。そう思うと、タックスヘイブンに逃げ込まれないようにして、稼いだ分はしっかり社会に貢献して、と思ってしまうのは、ただの貧乏人のやっかみかもしれませんね(;^_^A
あと、格差解消は、世界経済に限らず、様々な分野、様々なレベルで求められていますが、平等とは何でしょう、と考えてしまいます。個性を大切にする世の中なのに、みんな平等…なぜか違和感を覚えてしまいます。もちろん、格差解消は必要だと思います。でも、己ができる努力をしたうえで、と注釈をつけたい気もします。
そして、格差解消のためにも、グローバルサウスの力は必要だと思います。いつまでもG7とか先進国(この言葉はあまり好きではないです)が世界を牛耳っているのは、時代遅れなようにも思います。かといって帝国主義はまた違う気もしますが。
ただ、今の時代、今の世界情勢において、なるべく多くの人がそれぞれの幸せの中で生きられる世の中になるように政治経済を動かしてほしい、と願ってしまいます。
自らももっと努力せねば、と、書きながら自分に言い聞かせている、チャリ通の爺でした。