花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

「オートパイロットで死亡事故」提訴の遺族とテスラが和解

 米電気自動車(EV)大手テスラの車の運転支援システム「オートパイロット」をめぐって、衝突事故で死亡した男性の遺族がテスラを訴えた裁判で、8日に和解が成立したとCNNが報じました。和解条件は公表されていないようです。

 

 2018年3月23日、オートパイロット作動中のテスラの電気自動車「モデルX」がコンクリート中央分離帯に衝突し、運転手が死亡しました。運転手の遺族は19年5月、カリフォルニア州の裁判所にテスラを提訴。遺族側は、テスラがオートパイロットの機能を過大に宣伝していると主張し、宣伝されているほど安全には使用できないと訴えていました。

 

 この事故をきっかけに、米高速道路交通安全局(NHTSA)はオートパイロットの作動中に起きたテスラ車の衝突事故1000件について2年がかりで調査。その結果、オートパイロットはドライバーに誤った安心感を与える可能性があると指摘し、23年12月には、道路を安全に走行できない可能性のある危険な状況で、オートパイロットが誤って使用される可能性があることも発表されました。

 

 この発表の直後、テスラは米国で200万台全てをリコールしました。一方で、テスラは、衝突直前の6秒間、運転手のハンドルに置いた手が検知されていなかったと指摘。事故の責任は、オートパイロットを作動させてスマートフォンでゲームをしていたドライバーにあると主張していましたが、最後は和解成立となったようです。

 

 テスラのオートパイロットのような運転支援システムは、国産車でもどんどん普及しています。便利であっても、危険のリスクがなくなるわけではないことを忘れてはいけないと思います。

 

担当:食欲旺盛なZ