こんにちは!両津です!
今回は、メキシコがエクアドルとの国交を断絶した事についてです。
メキシコが国交を断絶するキッカケになったのは5日、首都キトでエクアドルの警察当局が政治亡命を求めて逃げ込んでいたグラス元副大統領を拘束する為に国際法で不可侵の在外公館に強行突入を行って逮捕したからです。
逮捕されたグラス氏は、2013〜17年の左派コレア政権の副大統領を務めていましたが汚職の罪で収監され、仮釈放中に政治的迫害を受けているとして大使館に逃げていました。
今回の強行突入により外交官が数名が負傷していて、メキシコ政府は国際法違反と主権を侵害されたとして国交を断絶し国際司法裁判所に提訴しようとしています。
その他、エクアドルの国際法違反に中南米各国から非難の声が上がりメキシコについでニカラグアも国交断絶を表明する事態になっています。
反対にエクアドルは、グラス氏は禁錮刑を言い渡されていたにもかかわらず、亡命を認められたのは違反、他にメキシコ側が同氏を大使館に滞在させ、出頭命令の拒否に加担したことで内政不干渉の基本原則を侵したとも主張していて突入を正当化しています。
今回の件以外にも、最近はロシアのウクライナ侵攻などで国際法違反が起きていて国際法は必要ですが無力な面が目立っていると思いました。
担当者 両津