こんにちは!両津です!
今回は、ニュージーランドで反テロ法改正案が可決された事についてです。
ニュージーランドでは、一昨年イスラム教のモスクで起きた銃撃事件をきっかけにテロ対策の強化を進めていました。
しかし今年の9月3日に最大都市オークランドのショッピングモールで過激派組織IS=イスラミックステートの影響を受けた男が複数人を刃物で刺す事件が起きました。
この時、治安当局は男が過激な動画を所有するなどしており監視対象にしていましたが、犯行前に身柄を拘束出来なかったのでアーダーン首相がテロを未然に防ぐために改正を急ぎました。
そして30日に、議会で反テロ法の改正案が可決されました。
可決された改正案では、テロ攻撃の計画や準備を防ぐ為に令状なしで捜査・監視が出来る権限を警察に与え、攻撃目的の武器の使用訓練も犯罪とみなすなどが含まれます。
ファーファイ法相は、世界的にテロの特徴が変化し、組織的な攻撃より単独の攻撃が多くなったと指摘し、今回の改正で同国の治安法は他国並みになったとして引き続きテロ対策を進める姿勢を強調しました。
日本でも、2017年に改正組織犯罪処罰法が成立しましたが、東京五輪・パラリンピックに向けたテロ対策強化の為に急いだので、定義を明確にしたり、処罰対象となる罪種を個別に精査する様な見直しがされていないので不安が残っています。
世界では色々とテロが起きているので、関係ないと思わないで自分達の身にも起きるかも知れないと思わないと危ないと感じました。
担当者 両津