こんにちは、kです(^^)/
日銀は先月29日から3日間にわたって国債を利回り0.25%で無制限に買い入れる措置を実施しました。「連続指値オペ」と呼ばれる措置に初めて踏み切ることで長期金利の上昇を抑え込み、金融緩和を続ける目的です。
これを受けて、外国為替市場では円を売ってより高い利回りが見込めるドルを買う動きが一段と強まり、一時1ドル125円まで円安が進みました。
黒田総裁は「円安は全体としては日本経済にプラス」という発言を繰り返していますが、化石燃料に加えて、穀物相場などが上昇しているこの時期に極端な円安が重なれば、原材料や生活物資の輸入コストは跳ね上がり、企業の経営や家計を大きく圧迫することになります。円安が製造業の輸出拡大の大きな追い風だった時代は過去のこととなり、製造業各社の生産拠点の海外移転が進んだ今日、かつてのような恩恵があるとは考えにくいと思われます。