こんにちはTです
今回はフィンランドの大統領選挙で新しい大統領が就任した話題について書きます
フィンランドの新たな大統領はアレクサンデル・ストゥブ氏(55歳)でこの方は元首相であり、対立候補のペッカ・ハービスト前外相(65歳)を破りました
今回の大統領選挙はロシアのウクライナ侵攻後に行われた選挙であり、日本のニュースでは新たに大統領となったストゥブ氏はよりロシアに対して強硬な姿勢を持っていると報道されています
ですが今回の両候補はどちらもロシアに対しては同じような姿勢をとっており、ロシアが隣国へ軍事侵攻を行って今も戦争を続けているという現実を前提として、安全保障上の重大な脅威としています
お互いの対露政策で違う点があるとすればフィンランド国内へのNATO軍の常駐と核兵器の持ち込みが違う点で、それらは新大統領であるストゥブ氏が賛成、ハービスト氏が必要がないという立場をとっています
フィンランドは冬戦争でソ連軍の侵攻を受けて、その後も継続戦争などを経て長年ソ連の構成国としての地位にありました
ソ連崩壊後は独立を果たしロシアと西側諸国との間で経済や外交、軍事などがどちら側にも寄り過ぎないフィンランド化と呼ばれるバランス外交を取ってきましたが、ウクライナ侵攻後はNATO加盟を始めロシアと対立する姿勢を打ち出し西側諸国としての立場が強まっています
ロシアのウクライナ侵攻は世界中の安全保障政策を一変させて様々な陣営が対立しあい、大国がそれぞれの陣営を支援することが増えている気がします
それほど世界情勢にとって大きな出来事であったロシアによるウクライナ侵攻ですが、実はロシアの連邦保安庁(FSB)の内通者により流出した文章ではウクライナ侵攻の半年前に北海道への侵攻を真剣に準備していたという情報が出ています
日本に住んでいると在日米軍が常駐していたりしているため、ロシアとの戦争は実感が湧きにくいのですが、北海道への軍事進攻が準備されていた期間では日本周辺でロシア軍の活動が活発化していたので、ロシア側は実際に軍事侵攻に向けて動いていたようです
その後にウクライナ侵攻へ切り替えた理由は北海道への軍事侵攻は困難であるという結論になったのではないかと考えられているようですが、ウクライナ侵攻自体も合理的な判断であるとは言い難いため、プーチン大統領の考え方によっては実際に北海道へ軍事侵攻を行っていたかもしれず、今後も軍事侵攻は考えにくいとは言えない気もします
ロシアについては色々なことを思いますが、自分が身近なことで気になっているのは好きなイラストレーターさんがロシア人とのハーフである女子高生とのラブコメを描いたライトノベルの絵師さんであり、その作品が4月からアニメとして放送されるためこの世界情勢下で問題にならないかが心配だったりします