花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

国連は世界平和を守れるのか?

こんばんは。

今週は、異様な暖かさから始まり、今日はいつもの寒さになっています。体を整えるのが大変ですが、大事なことですので、食事、睡眠、適度な運動を心がけていきましょう。

遅くなりましたが、昨日の分を投稿します(;^_^A

 

まずは、この1週間の市場の動きです。

株価は、すでにご存じでしょうが、先週末からさらに上がり、とうとう過去最高値(バブル期の最高値)も更新しました(多少の足踏みはありましたが)。

円相場は、150円前後を推移しています。円安が続いています。

 

これまでの報道等を見ていると、円安は生活を直撃しており、株高も給与アップに直結していないようです。物価高を理由に給与アップをごり押ししてくるところもあるようですが、トヨタのような大企業はともかく、中小企業は板挟みになっているところが多いようです。

 

さて、明日は2月24日。2年前の今日、何が起こったか、皆様ご存じかと思います。

もう2年も経った、というところでしょうか。ただ、ここ最近はややロシアが優勢なようです。要因の一つとして支援疲れが挙げられています。

 

ロシアの脅威に直面しているヨーロッパ各国は、各国の事情はあれどウクライナ支援をして、ロシアへの制裁を続けています。が、エネルギー大国であるロシアに頼らざるを得ない状況があり、ロシア産の原油が中国やインドで精製され、それをイギリスが輸入していることが明らかになった、という報道のように、制裁の抜け道を巧みに利用し、ロシア経済は潤っているようです。

中国、インドは、日本のように欧米に追従するのではなく、独自の路線を貫いています。そのため、対ロシア包囲網は甘くなっていて、抜け道もまだまだありそうな状況です。やはり、資源がたくさんある国は、いろいろな意味で強いと感じます。

 

さて、今日のトピックは、G20外相会合です。一昨日・昨日の二日間、ブラジルで開催されていました。議題は、ウクライナ、中東情勢、国連などの改革でした。

結果は、大方の想像通りだったようです。

ウクライナ問題は欧米とロシア、グローバルサウスそれぞれの意見の隔たりが浮き彫りになっただけで、議長国ブラジルのビエイラ外相も、「いくつかの国がこれまで同様、侵攻を非難した」と述べただけでした。

中東問題については、紛争の広がりを懸念し、これ以上の侵攻作戦の中止を多くの国が求めたとのことでした。

国連(安保理)を中心に機能不全が指摘されている国際機関は、改革が必要という意見で一致したようで、9月の国連総会の場でも議論を深めるつもりとのことです。

かつて、国際連盟も同様に、機能不全に陥り、ナチスと日本軍部の暴走を止められず、第2次世界大戦を止められませんでした。今の状況も、その頃に似てきているようにも思われます。これで中国が台湾に武力行使をしたりすれば、本当に世界大戦が起こるかもしれません。第二次世界大戦終結からもうすぐ80年、どの国でもその頃の悲惨な体験をした人たち、戦争の本当の恐怖を知っている人たちは着実に減っています。映像などで見て知っているつもりでも、実際に経験したものでないと本当の怖さなど分かりません。現に、ウクライナ、中東で今起きている軍事侵攻の本当の恐怖は、私たちには分からないと思います。隣の人が、顔なじみの人が、身内が、そして自身が巻き込まれ、命を落とす危険、は、経験しなければ分からないと思います。

 

常任理事国が足並みをそろえられない国際連合をどう改革するのか、難しいところです。国際連盟は、そもそも全会一致で、武力行使もできませんでしたが、拒否権で物事が進まない国際連合も大して変わりませんし、武力行使は、一歩間違えば紛争拡大につながりかねません。そして、脱退してしまえば従う義理はなくなるのは同じようです。

そんな中であと半年少しと迫ってきているアメリカ大統領選挙(ロシアも大統領選がありますが、プーチン再選は間違いなさそうなので、大勢に影響はなさそうです)でトランプ氏が再度選出されたら、世界情勢はより一層不安定になっていくかもしれません。それまでに国連が変わるのか、9月の総会を待ちたいと思います。

 

受験シーズン、我が娘の行く末をやきもきしながら見守るしかない、チャリ通の爺でした。