こんにちは!両津です!
今回は、フィリピンと中国が領有権を争っている南シナ海の問題についてです。
南シナ海は海上交易の要衝であったり、大量の原油・天然ガスが眠っている可能性がある為、6カ国が領有権を主張、争っており南沙諸島周辺では中国とフィリピンの権益を巡る争いが近年激化しています。
フィリピンは自国の排他的経済水域内にあるセカンド・トーマス礁の領有権を主張する為、1999年に意図的に軍艦を座礁させそこを拠点として海兵隊を駐留させていますが孤立化・老朽化が問題になっていて中国側は即時撤去を要求を何度もしています。
中国は、南シナ海のほぼ全域を領有権だと主張しましたが仲裁裁判所が法的根拠がないと判決を下して国際法上、人工島建設などの正当性が認められなくなったにも関わらず建設・軍人化を推し進め200隻の船舶や退役軍人らで構成される「海上民兵」をのせるなど圧力を強めています。
他には、現在東南アジアを訪問している王毅外相が緊張緩和に向けた方法を模索する為に協力を求めると発言しましたがロシア・ウクライナの様に話し合いをしても平行線になってしまうだろう思いました。
他にも米国が台湾独立勢力を容認・ASEANと長年の努力で安定させた南シナ海の情勢が安定してしまうのを懸念して問題を起こし続けているとし、米国こそが地域対立の「黒幕」だと非難していてアジア諸国を巻き込んだ対中包囲網の動きに対して牽制する狙いがあります。
しかし情勢を不安定化させているのは、米国ではなく南シナ海の覇権を握ろうとして領有権を主張する為に無理矢理に人工島建設・軍人化している中国の方だろうとSNSでも王毅外相の発言にツッコむ声が殺到していてその通りだ感じました。
長年、互いに譲らずに現在まで領有権を主張・争いが続いていますが、中国は南シナ海だけでなく他の地域でも非難を気にせずに建設を行なって範囲を広げていっているので話し合いだけだけでなく別の方法を探さないと全てが中国のものになってしまうかもしれないと思いました。
担当者 両津