花きりんのブログ

滋賀県大津市で就労継続支援B型をしています「花きりん」です。日々の活動やメンバー、スタッフ共に今社会で何が起こっているのかの学び合いをしています。ホームページは、https://hanakirin20150401.wixsite.com/my-site

世界はいつまで続くのか…

こんばんは。花粉が飛び出して、くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、花粉症の方にはつらい季節になりました。皆様、対策していますか?

 

まずはこの1週間の市場です。

円相場は、150円前後を行き来していたのが一気に148円を割り込みました。

株価は、40000円の大台に乗って少し落ち着いたところから、今日、いったん値上がりして史上最高値を更新したあと一気に値下がりし、結局昨日より500円近く値下がりして終わりました。

日米の業績への期待やアメリカの株高に加え、昨日のFRBのパウエル議長、今日の日銀の審議委員それぞれの発言を受け、日米双方の金融政策が方針転換しそうなにおいを市場が敏感に感じ取った結果の変動だったようです。

株価は、年明けからの上昇が急で、反動が懸念されています。そんな中でも、一昨日には国内企業の設備投資についての数値(昨年10~12月)が過去最高(景気が回復傾向にあることの表れ)と発表され、これに基づいて算出される同時期のGDPが、-0.1%から+1.7~3.8へと上方修正される予想が出るなど好材料があり、もうしばらく高値傾向が続くのかもしれない、と思います。

 

そんな景気に水を差すような動きもみられています。その中でも今日は、パナマ運河の水不足について取り上げてみます。

 

スエズ運河と並んで世界の海運の肝となっているパナマ運河は、太平洋と大西洋を最短でつなぐ運河なのですが、標高差を克服する必要があり(中央部のガトゥン湖は、海抜26m)、それには大量の水が必要です。そのため、一度に通せる船の数が限られてきていて、通るのに待たされているそうです。船の中には1か月以上待たされているものもあるそうで、下手をすれば南米のホーン岬を回ったほうが早かったりするかもしれません。当然、日にちがかかるため、輸送費がかさみます。物価上昇をさらに後押ししてしまうかもしれません。

スエズ運河は、皆様ご存じ、紛争の真っただ中にあり、フーシ派の攻撃にさらされる危険が高いため、通るのは危険になっています。

両方の運河が通行困難になっているため、国際物流は大きな打撃を受けています。グローバルな世の中になったことでその影響はさらに大きくなっています。

そして、世界3大運河と言われるスエズ運河パナマ運河、そしてもう一つ、北海とバルト海を結ぶキール運河、こちらも何やら、きな臭いにおいがしてきたようです。

バルト海から北海に出るルートは、キール運河以外に、スウェーデンデンマークノルウェーの前を通るルートがあります。

さて、ここで問題となるのが、スウェーデンNATO加盟です。バルト海から北海に出ているロシアからすれば、バルト海沿岸のフィンランドも含めて敵に囲まれたも同然、と感じるところでしょう。下手をすれば、軍事衝突が起こるかもしれません。

これ以上紛争が広がれば、さらに多くの国が巻き込まれ、世界大戦になるかも、と勝手に恐れてしまいます。

世界のつながりが広く深くなればなるほど、遠い地域での出来事が私たちの生活に影響を及ぼすことが増えていきます(まさにバタフライエフェクトですね)。

終末時計は、アメリカとソ連が水爆実験をした1953年が2分前で最短だったのが、昨年、今年と過去最短を更新し、90秒となっています。冷戦期よりも今のほうが人類の滅亡に近い、と考えると、核兵器は恐ろしい、と改めて実感します。

 

今月末公開の映画「オッペンハイマー」が気になっている、チャリ通の爺でした。