こんばんはTです
今回はギリシャが任意で週6日勤務を可能にする話題について書きます
世界では多くの企業が週4日勤務の導入を目指していますが、ギリシャでは人口減少と熟練労働者の不足を理由に任意での週6日勤務を導入する方針です
ギリシャは2009年に債務危機が発生してから、高学歴者を中心に国外に50万人以上が移住したと言われており、この政策で少しでも生産性を上げようとしています
ですが効果的に生産性を上げる方法としては働き方を見直したりすることが大事と言われており、世界中で行われている週4日勤務の社会実験では3日間休めることにより逆に集中力が増して生産性が上がるという結果が出ています
そして過去の債務危機の時に日本のメディアなどはギリシャ人は怠け者だなどというイメージを報じていましたが、ギリシャ人は現在欧州で最も長時間労働を行っており週に41時間になるようです
そのためすでに欧州の諸外国に比べて長時間労働をしていても生産性を上げることに失敗しているとも見ることができ、この問題点は残業時間が長いわりに1人当たりの生産性が低くGDPが伸び悩む日本と似たケースであると思います
そもそもギリシャといえばパルテノン神殿などの古代に作られた世界遺産が有名ですが、逆に言うと現在の世界で主流となっている情報化されたサービス、金融、工業や大規模農業など生産力がないため経済活動に限界があるのかもしれません
(この問題は他の欧州諸国に当てはまることも多く、結果的にタックスヘイブンなどにも繋がる租税回避地を作ったり金融センター化するケースが多い)
個人的にはオリンピックを世界中でやるのではなく、毎回ギリシャで開催すればいいのになーと素人ながら思いました